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さよならムーンサルト

こんにちはダスティ塩尻です。

先日、武藤敬司さんの引退試合をみました。

武藤さんに憧れてプロレスラーになった内藤選手や

志半ばでこの世を去った、橋本さんや三沢さんの技や引退試合ができないほど、

身体の悪い蝶野さんのSTFなどしびれる展開、最後はムーンサルトプレスをやろうとしましたが

飛べませんでした。飛べなくなったから引退するというメッセージも感じました。

最後に古舘伊知郎さんの武藤さんへ送ったメッセージです。ちゃんと610文字です

山梨県富士吉田市に生まれし、一人の男
入門から半年余りで、あの月面の奥義を身につけて、気がつけばアメリカマット界を席巻していた。一体、プロレスLOVEとは何なのか! この男に二元論は通用しない。ストロングスタイルがアメリカンプロレスか。ベビーフェイスかヒールか。はたまたプロレスか格闘技か。全く通用しない。 思えば昭和、平成、令和。時代は移ろっても、技、試合のありよう、観客の声援、スタイルが変わろうとも、一貫してこの男は二者択一を越えて格闘芸術を作ってきた。 作品を作るとき必ず削られていく両の膝に人工関節を埋め込んで辿ってきたイバラ道。じゃあ、心は削られたのか。団体を渡り歩き、まばゆいスポットライトを浴びながら、常に志半ばで逝った橋本を思い、プロレスに殉職した三沢を抱き、昨年亡くなった猪木を仰ぎ見ながら戦ってきた。 もう限界なんて、とっくに過ぎていた。しかし限界を超えてもなお輝き続けた夢物語。そろそろ今夜がお開きか。そうこれ、昭和プロレスの終焉なり。 さあ、ザ・ファイナルカウントダウン。
武藤、この610文字に愛を込めて、今、積年の思いを込めて、さよならムーンサルト!」

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